鉄道用LED信号機システムの改良
前回作った鉄道信号機は擬似閉塞型の動作しかしていなかったが、今回は2つの信号器を連動させ
場内信号機の様な動きもできるようにちょい足し改良をする。
・2灯式信号機
引込み線側の信号機はセンサー部を中心に変更し、進行方向への電気が流れてない場合常に赤信号に
なるようにする。
・5灯式信号機
こちらは殆んど手をつけていないが、引込み線側が赤以外の信号になる場合、常にセンサースイッチが
ONとなるよう手を加えた。
それと、前回の記事で詳しく書いてはいなかったが、この信号機システムの電源とセンサー部を
説明していく。
・電源
パワーパックからそのまま12Vを引き出して利用すれば簡単であるが、個人的には車両向けに
出来るだけ容量を確保しておきたい。そこで今回の信号機システムの電源はパワーパックとは別に
用意している。ちなみに電源の定格は5V 500mAを想定。
つまり以前作ったディスプレイケースと同じくパソコンのUSBソケットから電気を取っている。
・センサー
列車の通過やレールに流れている電気の方向を察知してメイン基板のスイッチをONにする物。
自分の部屋の固定レール(ファイントラック)にフォトカプラーとフォトリフレクター(赤外線センサー)を
取り付けている。
この部分に関しては、配線の都合でレールからの電気を使っている。
センサー類の感度については赤外線LED用の抵抗値で決まるが、回路の状況によってはパーツ間相性による
すり合わせを必要とする場合もある。
参考までに、今回使用した抵抗器は以下の値とした。
・フォトカプラー 3KΩ、もしくは22kΩ
・フォトリフレクター 480Ω
今回もやはり、信号の動作を分りやすくするための動画を用意した。
KATOやTomix製のNゲージ向け信号機は結局は擬似閉塞形で、各信号器と連動した動きがまだ
出来ないようなので、各種構内信号機をリアルに再現したいという奇特な方がいるかどうかは
分らないが、参考になれば幸いである。
回路作成:BSch3V